揃えたい道具


ここでは試験を受ける時の道具ではなく、実際の工事に必要なものを
いくつか紹介したいと思います。

ハンドツール
左上がペンチ、主に電線を切断するために使用します。
電気工事での使用頻度はNO1と言っても過言ではないでしょう。

その下のニッパ、ラジオペンチは、細かい作業向き
試験を受けた方はわからないと困ります。黄色い柄の圧着ペンチはリング
スリーブ用です。
借りて試験を受けた方も、これだけは買っておきましょう。
電工ナイフは電線の皮むきに使います。最近Fケーブルはケーブルストリッ
パを使用すること
が多くなりましたが、太いケーブルや弱電線の皮むき等、無くてはならない
道具です。
注意してほしい道具
右側にはドライバーを2本並べてみました。電工ドライバーと、貫通ドライバ
ーです。
電工ドライバーは絶縁体で出来、力を入れやすいだるま型の形状が特徴で
す。
そのため、通電中の端子に誤って触れても感電を免れますが、
貫通ドライバーは、ネジにショックを与えるため、ハンマーで叩けるように
金属部分が裏側まで貫通しています。
当然感電する危険が大きいので、電気工事には不向きです。
ハンドツール
カッターナイフは工事以外にもいろいろな場面で使います。
その下の検知針は石膏ボード壁の裏側の柱等を探すもので、左側の青いタ
イプは
磁石で金属の下地や、壁紙に隠れたビスも調べることが出来るタイプです。
この磁石を上手に使えば、針の穴を開けずに済ますことも出来ます。

ノコギリや金槌、レンチはDIYには基本的な工具でどこの家にもありますよね


青い柄の廻し引き鋸は、曲線切りに使用する鋸で、
スイッチやコンセントの穴を開けるときに多用します。
あると便利なハンドツール
下側のフックが付いた釣竿状の物が、その名もケーブルフィッシャーと呼ば
れ、遠くに有る電線を
引っ掛けて手前に寄せる、道具です。主に天井裏や床下などの狭い場所で
活躍します。
使わなくなった本物の釣竿でも代用できます。

上部左側はワイヤストリッパ、(数種類の絶縁電線の皮むきに使用)
隣がケーブルストリッパ(Fケーブルの外被と内被を剥けます)
プロのように多くの電線を剥く時には無くてはならない道具ですが、
たまに1〜2本の電線を剥くだけなら、特に必要ありません。

モジュラー圧着工具(電話やLANのコネクタを作る)
電話やLANのコードを、ぴったりの長さにしたい人向き。自分の家だけで使
うのならば、
出来ているコードを買い求めたほうが安上がり。

ボードアンカー留め具(下地のないボードにアンカーを取り付けるもの)
軽い照明器具や、インターホンなどは、簡単につけることが出来ます。
計 測
差し金、主に直角に線を引くための道具。
小さなものでよいので、ぜひ持っておきたいですね。

メジャー、個人的には幅広のものが使いやすくてよいと思っています。
最近では100円ショップでも立派なものを売っています。
ちなみに、1500円で購入したメジャーと寸法を合わせてみたが、まったく同じ
でした。
(当たり前か)これからは100円ショップで買うことにする!

水準器、文字通り水平を測る道具。
写真のような標準的なものは、垂直と45度も見れるものが多いようです。

50m巻尺、必要な電線の長さを計るのに使っています。
一般家庭ではあまり使わないかも。
計 測
水平も垂直も、自動でレーザーラインを投射してくれる器械です。
床や天井にも直角のラインを出せますので、多くの照明を取り付けるときに
とても重宝しています。
水平、垂直の単機能タイプはだいぶ安くなってきたので、DIY好きな人は
欲しいでしょうね〜。
計 測
電気工事をする上で必ず持っていたいものがテスターです。
デジタル式は読み取り間違えが少なく、初心者向きとも言えますが、
計測値が変動していると読み取ることが出来ません。
もし始めて購入するなら、針の付いたアナログ式をお勧めいたします。
アナログ式は電圧測定など、電池が切れていても測定できるメリットもありま
す。

会社等のメンテナンスをしている人はクランプメーター(電流測定)
絶縁測定器(通称メガー)
アース工事もしたいなら、接地抵抗計。
数え上げるときりが無いほどあるのが、計測器です。
先ず最初はテスターを1台
電動工具
バッテリー式 以前はドリル類だけであったが、最近ではいろいろな種類が
出回っています。100Vの電源を必要としないため、簡単な作業で、広範囲に
移動する仕事に向いています。使用頻度が少なくてもバッテリーが痛むた
め、プロで無い限りたくさんの台数は必要ありません。
ネジを締めるために、クラッチつきの電動ドライバーを1台ほしいところで
す。

電動工具                             
とてもたくさんの道具があるため、使用頻度の高いものを写してみました。ド
リルの数が一見して多いことに気が付くと思います。電気工事は電線を通す
ための穴あけがとても多いのです。

DIYで使用するならば、400〜500Wのパワーで、 トリガースイッチで変速の
効くタイプが使いやすいと思います。                  
          
脚 立
少し高いところを作業するときに欠かせないのが脚立です。
プロはたくさんの種類を揃えますが、一般家庭なら写真のように足の長さが
単独で変えられるものがお勧めです。ご覧のように段差のある場所でも安全
に作業することが出来、伸ばせば梯子にもなります。120センチ程の物が1
台あれば家中カバーできるでしょう。


  あなたの家はどんな家  初級編コンセントを増やそう  
上級編コンセントを増やそう   なぜ免許が無いと工事出来ないの?

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